新卒で就職しなかったけど、生きていい?

新卒で就職しなかった男がどうなるのか、記録するブログです

【日記】5/1〜5/5

パートを3日で辞め、振り出しに戻った。けれど、精神状態はパートに行っていたときよりは良い。「こんな単調作業を週5フルタイムでしていくだけの人生か…」そう絶望した三日間よりは、全然良い。

好き勝手な時間に起きて、トーストを齧り、散歩したり読書したり、スマホいじったり、昼寝したり。

そんな悠々とした時間が毎日楽しい。気楽だ。

自分で生計を立てる手立てを早く確立しなきゃとは思うけど、今この時間の甘美さから逃れられない。

【日記】4/21〜4/30

4/21
アルバイトに採用された。
週5でフルタイムで働くことは嫌だけど、これで家での居心地が改善すればいい。

4/22
アルバイトに採用され、ひとまず仕事を得たことで、なんとなく息がしやすくなった気がする。

広い芝生のある公園で、「桐島部活やめるってよ」を読んだ。子供、犬が駆け回り、親がニコニコしている。平和で、もうちょっと生きてもいいなと思った。

4/23
バイトの契約に行った。大手だからか、色々とてもしっかりしている。週5フルタイムで働くのは正直嫌だったけれど、働きやすそうな(今のところ)この環境で、実際働いてみて、働きやすそうなら、こうやって働いて日を送っていくのも悪くないかもしれない。と少し心境が変化した気がする。

4/26
勤務初日。
想像以上に同じ作業を7時間もした。
脳死で作業をするのは、人よりできる(?)方だと思うけど、これをこれから先もずーっと1日7時間週5でやるかと思うと気が滅入る。

4/27
ずーっと、この単純作業を人生の大半にあてるのか…と思うと、もう嫌になる。

辞めることにした。

4/28
辞めた。

4/29
またニートに戻ってしまったが、あの工場で働き続けるのはやっぱり考えられない。

4/30
今日も雨だったので、家で過ごした。

4月に読んだ本

 

もものかんづめ

こんな風に、生活を面白おかしく捉えられたら、楽しいだろうなと思う。まぁ人によって性格は違うから、できなくても仕方ないし悪いことではない。

 

「生きるぼくら」

米作りをしてみたくなる。ニートの主人公には最初その弱さに共感したけど、人と全然上手くコミュニケーションできるし、普通に「喋れる人」で、残念(?)。

 

「死にがいを求めて生きているの」

初めて読んだ朝井リョウさんの本。「何かしなければならない」「何者かにならなきゃいけない」といった思いに駆られる若者の姿を描くのがめちゃくちゃ上手いな!と思った。もっと朝井リョウさんの本を読んでみたいと思った。

 

「何者」

自分にもあった(今もきっとある)若者の痛々しさを言い当てられた感覚。読後感気持ち悪い。(褒めてる) 

就活をしない自分は、他人とは違う鋭い感覚を持っているんだと思ってしまったこと、あるかもしれない。

 

桐島、部活やめるってよ

17歳の高校生たちの短編集。5人の高校生の視点で、5つのそれぞれの章で、それぞれの思いや悩みが描かれる。

 

自分が高校生だった時も、色んな子がいたけど、みんなそれぞれ悩んでいないように見えて、悩んでいたんだろうな、と思った。スクールカーストの「上」にいた、キラキラ見えたあの子たちも。

 

「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」

プナンという民族は、自分たちとは全く異なる価値観を持っている。自分がこれまで思ってきた「当たり前」は、全然当たり前じゃないのかもしれない。自分の生きる世界が苦しく思えた時、楽になれる本。

 

「クローバーナイト」

ママ友の世界、お受験の世界、入園できる保育園を探す「ホカツ」(保育園活動)の世界、など絶対知り得なかった世界を覗いた気分で面白かった。ただ登場人物がみんな裕福っぽく、かつそれが普通という感じで描かれているように感じ、そういう意味でも自分とは別世界だなと思った。

 

 

【日記】4/11~4/20

4/11

クロスバイクで30キロ近くサイクリングした。

母校の高校を見に行った。

校舎を外から眺めるだけだったけど、思い出が蘇ってきた。

 

廊下で好きな女の子をチラ見しながら歩いたこと。

雨の日に校舎の階段を上り下りしてトレーニングしたこと。

体育祭のリレーで思いっきりこけたこと。

 

学校カーストの下層にいた自分は、嫉妬や劣等感に苛まれた事が多かった。

だから苦い思い出も多い。

 

でもそれでもあの日々は、なんともいえない煌めきと甘さがあったと、今だから強く思う。

 

4/12

母と年金の手続きに出かけた。

2月にこちらに帰ってきてから今に至るまで働いていないので、社会とのつながりをいまいち感じていなかった。

 

だけど、今日年金の手続きをするために職員の方と話していて、なんとなく「自分は社会人なのだ」という感じがした。

 

働いて、食費・光熱費・水道費・社会保険料を稼げば、良いんだ。

実質死なないんだ。

 

今自分に必要なのは「働いて社会の役に立って、生きるための銭を最低限自分で稼いでいるという自信」。

 

4/13

家庭菜園を始めてから、初めての収穫をむかえた。

 

収穫したのはラディッシュ。ビー玉程の赤い小さな玉。サラダにしてカリッとかじると、独特の甘みが口に広がった。

 

大学生の時も、アパートのベランダで家庭菜園はしてみたけれど、日当たりが悪かったのか、うまくいかなかった。

 

つまり今日初めて、自分で作った野菜を収穫できた。今日は記念日だ。

 

4/14

初めて自分で髪の毛を切ってみた。父のバリカンを借りて、悪戦苦闘すること1時間。なんとか形になった。

 

朝井リョウさんの「死にがいを求めて生きているの」を読了。学生の時に感じていたけれど、自分では上手く言葉にできなかったことを表現してくれている。自分の生きる価値とか意味に悩み、塞ぎ込むような時、もう一度読んで。

 

4/18

食品工場のバイトに応募したけど、口コミ+母情報で職場環境が良くないかもしれないことを知り、キャンセル。

 

4/19

母に勧められて、大手企業の工場バイトに応募した。

1日7時間の週5。人と話したくないから本当の単純作業だったら、嬉しい。が、その一方で単純作業7時間を5連勤耐えられるのか、心配でもある。

働きたくない。

 

4/20

バイトの面接に行ってきた。

履歴書の年齢を見て、やっぱり「なんで正社員に応募しないの?」と聞かれた。そんなにフリーターというものはダメなもんなんだろうか。

 

もし採用されたら週5で働くことになる。世間ではそれが当たり前なのかもしれないけど、ゆったりした日中の時間がほとんど奪われるかと思うと勿体ない気持ちになる。悲しい。もし本当に辛くなったら、迷わず逃げようと思う。大手で福利厚生が良いから、、、といったことは魅力的だけど、逆に逃げる時の足枷になるかもしれない。だけど自分の気持ちや、これから残りの時間を使っていきたいか、ということを優先したい。

 

夜は母と妹とラーメンを食べに行った。久しぶりにジャンクな飯で腹一杯になった。美味しかった。

実家に戻ってきて初めてのバイトの面接

午前11時半。小綺麗な応接スペースで、アクリル板越しに採用担当者と向かい合う。

履歴書を見てやっぱり聞かれた。「就活しなかったの?」

「自分のペースで働こうと思いまして…」とモニョモニョと言葉を濁して答えた。

(もしかして障害者だから?)と暗に聞かれた。

「しっかり国立の大学出てるし、まだ若いし、定職についた方が良いと思いますけどねー」そう言われた。

「ハハ…」と愛想笑いで、ごまかすように返事した。
何かその後に続く言葉を期待していたのだろうが、自分の口からは何も出てこなかった。

脇の下が冷たい汗で濡れているのが分かった。



仕事内容は思ったより大変かもしれない。

バイトの募集画面には「簡単作業」と書かれていたけど、今日の話では「重要な作業」「ノルマは無いけど、この作業が遅れると次の作業が滞る」ということだった。



週5か。1週間のうち5日間も、気持ちのいい日中の時間を日の当たらない部屋で労働するのか。モヤモヤ。

自分は、どこか旅行に行きたいわけでもない。お洒落な服を買いたいわけでもない。友達や恋人がいて、交際費がかさむわけもない。実家で暮らすから家賃はかからない。

そんなに金は使わないから、週5で働く必要が無いと思う。


面接から帰宅して、妹と昼食をとった。妹に「いきなり週5で働くんだねー、もっと好きな時間に働いたら良いのにー」と言われて、そうだよな…と思った。

自分は何に押されて、この週5フルタイムのバイトの面接を受けに行ったのだろう。

母に「大手だ」「福利厚生が良い」「あなたの希望の単純作業だ」と言われ、それに従った形だ。

本当は、本当は…
週4(できれば週3)で5連勤を避けたい。例えば「2日働き→1日休み→2日働き→2日休む」として、いつでも「明日働けばその次の日は休み」という状態にしたい。

できるだけ働く時間を減らして、図書館に行って本を読みたい。公園や神社に行って緑を眺めながらぼーっとしたい。慣れ親しんだ町をのんびり散歩したい。こういう時間をできるだけ長くしたい。

「お金」を使ってしたいことが、ほとんど皆無。だから自分は、そんなに稼ぐ意味がないように思える。

食費、光熱費、水道費、社会保険料、その他雑費。
それだけ自分で賄えれば、どんな仕事をどのように働いたって良いのではないか。

とは言っても、就職しないことへの漠然とした不安、多大なお金・労力・愛をかけて大人になるまで育ててくれた両親への申し訳なさ、社会から逸脱したダメな人間であるという感覚、は消えない。

面白かった本リスト

セウォル号沈没事故。生きたかった人がいたのを思い出した

テレビで「セウォル号沈没事故」について番組が放送されていた。

本来なら生きることができた人たちがいる。

このような事故だけじゃなく、戦争や天災で奪われてきた命だって数え切れないほどある。

だから自分が今生きていることは当たり前じゃない。

自分は特に成し遂げたいこともなく、ニートで、生きる意味を見失いがちだったけど、そんなことを考えられる余裕があるのは幸せなことなんだな。