- 「もものかんづめ」さくらももこ
- 「生きるぼくら」原田マハ
- 「死にがいを求めて生きているの」朝井リョウ
- 「何者」朝井リョウ
- 「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ
- 「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」奥野克巳
- 「アフガニスタンの診療所から」中村哲
- 「なんで水には色がないの? -大人も知らない世の中の仕組み」五百田 達成
- 「クローバーナイト」辻村深月
- 「往復書簡」湊かなえ
- 「コンビニ人間」村田沙耶香
- 「やさぐれるには、まだ早い!」豊島ミホ
「もものかんづめ」
こんな風に、生活を面白おかしく捉えられたら、楽しいだろうなと思う。まぁ人によって性格は違うから、できなくても仕方ないし悪いことではない。
「生きるぼくら」
米作りをしてみたくなる。ニートの主人公には最初その弱さに共感したけど、人と全然上手くコミュニケーションできるし、普通に「喋れる人」で、残念(?)。
「死にがいを求めて生きているの」
初めて読んだ朝井リョウさんの本。「何かしなければならない」「何者かにならなきゃいけない」といった思いに駆られる若者の姿を描くのがめちゃくちゃ上手いな!と思った。もっと朝井リョウさんの本を読んでみたいと思った。
「何者」
自分にもあった(今もきっとある)若者の痛々しさを言い当てられた感覚。読後感気持ち悪い。(褒めてる)
就活をしない自分は、他人とは違う鋭い感覚を持っているんだと思ってしまったこと、あるかもしれない。
17歳の高校生たちの短編集。5人の高校生の視点で、5つのそれぞれの章で、それぞれの思いや悩みが描かれる。
自分が高校生だった時も、色んな子がいたけど、みんなそれぞれ悩んでいないように見えて、悩んでいたんだろうな、と思った。スクールカーストの「上」にいた、キラキラ見えたあの子たちも。
「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」
プナンという民族は、自分たちとは全く異なる価値観を持っている。自分がこれまで思ってきた「当たり前」は、全然当たり前じゃないのかもしれない。自分の生きる世界が苦しく思えた時、楽になれる本。
「クローバーナイト」
ママ友の世界、お受験の世界、入園できる保育園を探す「ホカツ」(保育園活動)の世界、など絶対知り得なかった世界を覗いた気分で面白かった。ただ登場人物がみんな裕福っぽく、かつそれが普通という感じで描かれているように感じ、そういう意味でも自分とは別世界だなと思った。